介護を担うSOMPOケアから、
未来の介護を考えるSOMPOケアへ。
SOMPOケアのビジョン
SOMPOケアは、未来の介護を担う会社。
ご利用者さまにも働く人にも、よりよい人生を送ってもらうために、
今の介護を変え、新しい介護を考えることに挑戦しています。
ここでご紹介するのは、私たちが実現しようとしている未来の介護の姿。
テクノロジーの活用が進み、介護のあり方そのものもきっと変わっているでしょう。
少し先の介護って、どんなものなのか。一緒に考えてみませんか。
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データの力で、
予測・予防する介護を。 -
介護スキルには
「企画」や「提案」が
重視される。 -
人とともに、
ロボットやテクノロジーが
活躍する介護施設。 -
介護施設は、
地域のコミュニティ
拠点に。 -
介護だけでなく、
介護ノウハウを提供する
企業として。 -
介護職は、
憧れの職業へ。 -
楽しみの支援は、
介護の予防になる。 -
介護の「学ぶ」は、
もっと身近に。 -
離れた場所の家族と
スペシャリストが、
介護チームを結成。 -
もし、身近な場所で
介護相談ができたら。
人生に彩りを添えるための
介護でありたい。
未来の介護が目指すのは、単なる効率化や正確化だけではありません。
人と人が向き合う時間を少しでも増やすことを目指しています。
ご利用者さまが、ご自身の人生と向き合うお手伝いをし、ともに人生について話し合う時間をつくりたい。
それが一人ひとりの人生に彩りを添える支援となるはずだと考えています。
データの力で、
予測・予防する介護を。
ご利用者さまの心身の状態やお食事・睡眠の質や量など、介護の現場にはご利用者さまのデータがたくさんあります。この豊富なデータを、最新の技術と組み合わせる。そうすることで、「見える介護」、さらにはデータに基づいて将来の予測を行う「予測する介護」を実現していきます。
これにより、各データから体調を予測したり、これまでは気づけなかった不調にアラートを出したりすることが可能に。悪くなってから対処する介護や属人的な判断で行われる介護をより少なくすることができます。
未来につながる取り組み
適切なケアを支えるデータプラットフォーム
SOMPOケアには、ご利用者さまの健康状態から職員の活動状況まで、あらゆるデータを一元管理する、独自のデータプラットフォームがあります。さらに最先端のテクノロジーと組み合わせることで、ケアの品質向上と、業務負担軽減の両立を追求し続けています。
介護スキルには
「企画」や「提案」が
重視される。
テクノロジーの導入が進んでも、基本的な介助が必要とされ続けることは変わりません。一方で、テクノロジーに任せられることは任せられるようになれば、私たちは「人にしかできない介護」へ注力することが重要になります。これからの介護には、コミュニケーション力や企画力が大きく求められるようになるのです。
自分の得意なことを活かして施設内のイベントを企画したり、ご利用者さまの夢を叶えるための手段や方法を一緒に考えたり。淡々とした作業のような介護ではなく、ご利用者さまとともに楽しむスキルが必要になります。全国に事業所があることを利用して、その人の体調を考慮しながら国内旅行プランを提案するサービス、なんていうのも、生まれてくるかもしれません。さらにVR海外旅行やオンライン美術館ツアーなども可能になるでしょう。
未来につながる取り組み
「らしさ」を活かせる施設。
ケアスタッフ一人ひとりの得意なことや好きなことを活かす働き方は、すでに始まっています。舞踊経験のある人が舞踊体験のイベントを企画したり、絵を描くのが好きな人がパフォーマンスを披露したり。「好き×介護」で活躍する人が増えています。
人とともに、
ロボットやテクノロジーが
活躍する介護施設。
介助はときに、介護スタッフへ大きな負担がかかることがあります。ご利用者さまの身体を支えたり、抱えたり。負荷を最小限にする方法は、研修で身に着けることができますが、テクノロジーがさらに補助をしてくれるようになるでしょう。今後は大きな荷物の運搬や清掃といった領域にも、ロボットなどが活躍するかもしれません。着用した人の身体をサポートするロボットスーツの開発など、少しずつ新しい機器や装置が検討されています。
未来につながる取り組み
身体を抱える重労働から軽減。
床ずれ防止のために、ベッド上のご利用者さまの姿勢を変える介助は、自動で体圧を分散させてくれるベッドマットを活用。入浴介助は、特殊なシャワーを使用し流すだけで身体をきれいに。大きな力のいる介助を補助するテクノロジーが次々導入されています。
介護施設は、
地域のコミュニティ拠点に。
介護施設は、ご利用者さまのための施設。しかしこれからは、もっと多くの人へ開かれた場所にしていきたいと考えています。たとえば学校帰りの子どもたちが立ち寄って、勉強したりごはんを食べたりできたらいい。アクティブシニアの方が、パートタイムで働くようになればいい。介護や福祉へ興味のある学生さんが気軽に介護体験をしに来られたら嬉しいし、近所に住む子育て中の家族が気軽に子育て相談をし合う場になってもいい。いろんな人が、いろんな目的で、集まる。ご利用者さまにとっても、地域のみなさんにとっても、ちょうどいい居場所をつくりたいです。
未来につながる取り組み
子ども食堂へごはんを食べに、誰でも。
「SOMPO流子ども食堂」は、全国の施設で月1回程度、子どもたちに無料で食事を提供しています。子どもたち、ご利用者さま、施設で働くスタッフなど、多世代が交流する場所として、コミュニケーションの活性化を目指しています。子どもたちには、介護の現場が楽しく豊かな場所であることを知ってもらいたいと考えています。
介護だけでなく、
介護ノウハウを提供する
企業として。
SOMPOケアは約2.5万人の従業員、約1,000の事業所、約8万人のご利用者さまを抱える企業です。企業規模が大きいからこそ、介護のノウハウや介護データ、施設や組織運営に関するノウハウなど、あらゆる情報を持っています。
このデータやノウハウを、SOMPOケア以外の介護施設でも活かすことができないか。施設運営やテクノロジー活用における、コンサルティング事業が始まっています。他社・他業種と手を取ることで、新しい事業や商品の開発へつながるかもしれません。
介護職は、憧れの職業へ。
かつて介護職は「エッセンシャルワーカー」と呼ばれながらも、給与が安く労働時間も長いイメージがあり、「3K」と言われたこともあります。だからこそSOMPOケアは、給与改善、労働環境改善、テクノロジー活用など、よりよく働ける環境整備に努めてきました。
それと同時に、介護についてより身近に感じてもらうことにも注力したいと考えています。子どもたちや学生さんと、高齢者の方のふれあいの機会をつくり、介護職について知ってもらいたい。介護の仕事に誇りを持ちながら働く方を増やしていこうと考えています。
未来につながる取り組み
まずは「知っている仕事」として、
身近に。
子どもの職業・社会体験施設「キッザニア」において、介護の体験ができるパビリオンを2023年7月にオープンしました。子どもたちには、介護をもっと身近に感じ、誰かの人生に携わる仕事の醍醐味を感じてほしいと考えています。
楽しみの支援は、
介護の予防になる。
高齢の方の中でも、介護が必要でなく活動的な「アクティブシニア」と呼ばれる方たちがいます。働いたり趣味を楽しんだりする方が多い一方、定年退職後に活動機会が大きく減ることで介護が必要になるまでの期間が短くなってしまう方も。
私たちが新たに取り組んでいるのが、楽しみながら介護予防につながるサービス。介護そのものを提供するだけでなく、新しい趣味や楽しみを見つけていただくお手伝いを行っています。
未来につながる取り組み
60歳からの自分らしい暮らしを見つける
「いきガイド」。
「いきガイド」は、60歳以上のお元気な方から介護が必要な方まで、お一人おひとりのライフスタイルに合わせ、日常のご要望にお応えするサービス。暮らしのサポートはもちろん、趣味や地域とのつながりづくりなど、一人ひとりが望む生活を実現するための支援を行っています。
介護の「学ぶ」は、
もっと身近に。
オンライン講義やAR、VRなどの活用が進み、介護や疾患についてもっと学びやすくなるかもしれません。介護の実技講習を、講師と離れた場所で受けることができたり、認知症の症状をよりリアルに体験することができたり。スタッフに対して研修の質の向上が期待できると同時に、将来的には在宅介護をしたい方向けのオンライン講座などにも広げられるかもしれません。
未来につながる取り組み
いつでもどこでも学べる
オンラインキャンパス。
SOMPOケアの企業内大学である「SOMPOケア ユニバーシティ」では、数多くのオンライン講義を受講することができます。年次に合わせた研修や資格取得をサポートする講座はもちろん、ビジネススキル研修や著名人の講演会なども行っています。アーカイブも充実しているので、いつでもどこでも学ぶことができ、知識と技術を向上させることができます。
離れた場所の家族と
スペシャリストが、
介護チームを結成。
家族や大切な人と離れた場所に住んでいたり、医療機関の少ない地域に済んでいたりと、在宅介護における課題は様々。ICTを活用することで、ケアが必要な人を離れた場所からも支えられる介護体制を実現します。
ケアが必要な方のご家族や、地域のケアマネジャー、医療関係者、介護サービス提供企業などの各種スペシャリストがオンライン上でチームを結成。ケアについて話しあったり、記録データを共有したりすることが可能になります。
未来につながる取り組み
大切な人をみんなで支えるアプリ
「ケアエール」
在宅介護において、ケアが必要な大切な人の日常を共有することで支えるアプリ「ケアエール」。体調や生活の情報を保存でき、親しい人同士での共有はもちろん、ケアマネジャーなどの専門職と連携し、ケアに役立てていくこともできます。
もし、身近な場所で
介護相談ができたら。
現在、5人に1人の高齢者の方(65歳以上)がひとり暮らしだといわれています。今は介護サービスを受けていなくても、近い将来どのように暮らしていくか、急な不調が訪れた際にはどう対応するか、地域で支えながら備えられるようにしたいとSOMPOケアは考えています。
高齢者の方がよく訪れる場所や施設と連携し、日常的な接点をつくっておく。そこで気軽に、日常に関する相談を受け付けるサービスを提供する。地域の郵便局やスーパー、コンビニエンスストアなどと連携すれば、企業や立場の垣根を越えたサービス提供が可能です。
相談時の内容をデータとして蓄積することで、サポートが必要になった際にデータを活用することが可能。介護施設や医療機関などへデータを引き継ぎ、より適切な対応につなげることができます。