「偉いね」なんて
言わせないくらい、
もっと楽しく。
介護の仕事をしていると、言われること。「若いのに偉いね」「大変だね」。聞くたび、介護は我慢してやるイメージを持たれているのだと感じます。私は、この状況を変えたい。好きで、楽しくて、自分で介護の仕事を選んだからです。ファッション好きな人がアパレル業界で働くように。食べることの好きな人が飲食業界で働くように。人と関わるのが大好きだから介護業界で働くのだと、胸を張って言いたいのです。介護は、人と人とが向き合うことで、お互いの人生に影響を与え合う「究極の接客業」だと思います。今後仕事をしていれば、きっと大変で辛いこともあるでしょう。だけど、何年経っても変わらない気持ちで働いていたい。こんなふうに楽しく働く人もいるんだよと、自分の姿を見せていきたいです。
一見理解できない言動にも、
必ず理由がある、人生の奥深さ。
介護施設は、生活の場です。しかしそこでは、今だけではなく、過去まで含めたご利用者さまが見える。お一人おひとりの人生に触れる場所でもあると感じます。私が新人だった頃、毎日夜中の3時に部屋から起き出してしまうご利用者さまがいました。普通なら、再びお休みいただこうと思いますよね。でも調べてみるとその方は若い頃、夜明け前に始まる仕事に就いていたことがわかりました。ならば無理にお休みいただくのは逆効果。相手のことを知るだけで、すべき介護は変わると実感しました。にこにこしていたのに急に寂しそうになる方。ケアしてほしいことが昨日と180度変わる方。一見突然で疑問に感じてしまうことでも、向き合えば必ず人間の振る舞いには理由が見つかるものです。様々な方とお話をするほど、人間や人生そのものについて考える機会をもらえる気がしています。
人生の
ほんの一部だからこそ、
充実した時間にしてほしい。
私がご利用者さまを知ろうとするのと同じく、ご利用者さまも私のことを見てくださっています。自信のないときや、落ち込んでいる日は、すぐに見抜かれちゃう。人と人として向き合うときって、ごまかしが利かないんです。そしてじっくりご利用者さまと向き合いたいからこそ、ＳＯＭＰＯケアは、働く環境づくりに力を入れています。ICTの導入で、スタッフがご利用者さまと向き合う時間を増やしたり。給与や離職率を改善することで、より働きやすい環境をつくったり。会社が働く人を大事にするから、私たちもご利用者さまをより大事にできることを知りました。ご利用者さまにとっても、働く私たちにとっても。介護の場を、充実した人生の一部にしたい。ここにいて楽しいと、お互い心から感じられたらいいですね。
